09.8.22(二日目)
オディオン(小音楽堂)
トルコ8日間(09.8.21-28)
今は湿地にただ1本だけの円柱だけが建っているがここに、古代世界の七不思議のひとつに数えられているアルミテス神殿があった。神殿は総大理石で作り、7回破壊され7回再建されたといわれる。最盛期には直径1m20㎝、高さ19m、127本の円柱が立ち並び、アテネのパルテノン神殿よりも大きな建物でパルテノン神殿がすっぽり内部に収まるほど壮大なものだった。中には黄金や宝石に覆われた高さ15mのアルテミス像が置かれていたが、石材の多くは後に教会やモスクを建てるために持ち出され、イスタンブールのアヤソフィアにも一部使われた。
観光初日は、幼いころに父親からホメロスの物語を聞かされ、トロイの実在を確信していたハインリッヒ・シュリーマンに発掘されたトロイの木馬で有名な世界遺産トロイの観光。この地にはBC3000年頃の小集落遺跡も残っている。イスタンブールから、ダーダネルス海峡をカーフェリーで渡りトロイまでバス移動。トロイ遺跡観光後、アイヴァリクへ移動、エーゲ海に面したホテルグランド・テミゼルに泊。移動距離、515Km。
滞在正味期間5日間で、日本国土の2倍のトルコ、西半分を(イスタンブール → チャナッカレ → トロイ →アイヴァリック→エフェソス →パムッカレ→ コンヤ → カッパドキア → アンカラ )走りまくるという強行日程、何とバス総走行距離2,235Km。しかし美味い食事と散在する世界遺産で疲れを感じないバス旅行だった。
この図書館は2世紀当時、エジプトのアレキサンドリア、トルコのベルガマの図書館と並び称せられる三大図書館の1つで、12万冊もの蔵書を所蔵していたという。この壮麗な建築物は図書館の前門である。当時の建築の粋を集めた、実に秀麗な建築物である。建物がより大きく見えるよう 遠近法的効果を計算に入れた設計
B.C.1200年~
B.C.85年市の
聖域、神殿跡等。
ペルシャ王が紀元
前480年にアレク
サンダー大王も紀
元前334年に、雄
牛100頭を、ここ
で神々に供物を捧
エフェソス遺跡、、南入場口
09.8.21(一日目)
成田10:15発、関空経由、ウズベキスタン、タシュケントで乗り換えイスタンブールへ。正味搭乗時間15時間強。時差6時間で22:50着。ホテル・ユーロ・プラザ 泊。イスタンブル(İstanbul)は、ボスポラス海峡をはさんでアジア(アナトリア半島)側とヨーロッパ(トラキア地方)側の両方に拡がっており、2大陸にまたがる大都市である。首都アンカラを上回る同国最大の都市であり、文化・経済の中心となっている。人口は約880万人(2000年)で、ヨーロッパでも上位の世界都市と言える。その歴史は長く、かつてのローマ帝国、東ローマ帝国、ラテン帝国、オスマン帝国の首都が置かれていた。イスタンブール歴史地区は世界遺産に登録されている。2010年の欧州文化首都になることが決定している。
アイヴァリクからエフェソスに移動。エーゲ海最大の古代ローマ遺跡、ざっとの見学でも2時間程必要な「エフェソス遺跡」、今は湿地にただ1本の円柱だけが建っている古代世界の7不思議のひとつ「アルミテス神殿跡」を観光。その後、パムッカレに移動、世界遺産パムッカレ、ヒエラポリスの遺跡観光。幾重もの白い岩棚が、目の前に立ちはだかる風景は正に感動的。温泉スパホテル、パムテルマムに泊。
ケルスス図書館(2世紀中期)
公衆トイレの遺跡まで
残っている。便座に
座って
09.8.23(三日目)
アルミテス神殿跡
野外劇場
げたといわれている。聖域は儀式に使われた場所で
井戸は生贄の血を貯めるためのものと、流すための
ものの2つがある。
城壁遺跡
英語読みで「ナイキ」。ブランド
名に。
ホテル・ユーロ・プラザ
キルギスタンに近い中国山岳地帯
と思われる万年雪を頂いた山頂
パトリアヌス神殿(2世紀中期)
ブランド「エルメス」に
2世紀中頃に建てられた小音楽堂で、
収容人員は1400人、当時は上部に
屋根がありコンサートだけでなく、会議
にも使われていた。
ホテルからエーゲ海を望む
トロイの木馬
ダーダネルス海峡