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ウチヒサールとは、「3つの要塞」と意味があり「尖った岩」と呼ばれる巨大な一枚岩が城塞の役割を果たしている村。岩山には蜂の巣のように穴が開いて、これらは岩をくりぬいて造った部屋の跡。この岩山はその形から「城砦(カレ)」と呼ばれている。

大小の白い岩々が連なる起伏のある谷に、何とこんな「らくだ岩」

らくだ岩

トルコ8日間(09.8.21−28)

この奇岩の大地に、秘められたキリスト教徒たちの営みを見る事が出来る。3世紀半ば、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちが、カッパドキアに移り住み、彼らは柔らかい岩をくり抜いて住居や教会を作った。洞窟教会には、光がささないため当時の壁画が美しくそのまま残ってる。

岩をくり抜いて作られた住居

09.8.25(五日目)

この谷は、色の異なるむきだしの地層と、少しピンク色がかった奇岩のパノラマが広がっていて、ローズバレーという名前で呼ばれている。夕日があたると岩が紅く染まりさらに美しい景観になるとの事。
この谷には、小さな窓がたくさん作られている。ここでは昔から飼われていた伝書鳩の為に、小さな穴が沢山あけられている。鳩の糞はワイン用のぶどう畑の肥料などに使われていたという。現在も鳩は住んでいる。

異教徒に追われたキリスト教徒が、奇岩の合間に造った洞窟協会、修道院のある「ギョレメ野外博物館」他、カットバキヤを観光。その後カイマルク地下都市を観光後、アンカラに移動。移動距離280Km。アンカラからは、寝台列車でイスタンブールへ。なお、ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群は世界遺産に登録されている。

鳩の谷

乙女の教会

カイマクル地下都市は、紀元前400年ほどから存在していて、ローマ時代に迫害を恐れたキリスト教徒たちが、この安全な隠れ家に住んでいた。ここは蜂の巣のように地下へと延びる地下都市で、実際、中に入ると洞窟のような通路が迷路のように続く。深さ50m、地下8層、各層の収容人員200人の、正に蟻の巣、巨大都市。

自然が造ったとは思えない不思議な形の「キノコ岩」は、度重なる火山の大噴火でできた大地が、何万年もかかって浸食されたもので、地層は各層で強度が違い、硬い上部の玄武岩が帽子のような形で残って出来たもの。キノコ岩が一面に立ち並び、煙突にも似ている形のこれらの岩は、中に妖精が住んでいると言い伝えから、「妖精の煙突」ともいわれている。

アンカラからの寝台列車9時間半掛かってイシタンブールへ

ローズ・バレー

洞窟教会、壁画

ウチヒサール

妖精の煙突

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バジル教会

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