耶馬渓(やばけい)、青の洞門
東光寺は宇佐市駅館川(やっかんがわ)西岸の田園の中に建つ古刹。寺の創立は明らかでないが、曹洞宗の寺になって620年の歴史を持つという。五百羅漢(羅漢とは、釈迦の高弟)は、江戸末期から20年余りかけて石工に作らせたもの。
岩の中に建てられた本堂
穴井戸観音堂への路
宇佐神宮
競秀峰と青の洞門
大分の旅(13.1.26−28)
穴井戸観音堂の裏に、巨大な岩窟があり、多くの観音様と、15Km先の豊後高田海辺権化の鼻につながっていたとされる穴井戸もある。
耶馬渓(やばけい)とは、大分県中津市にある山国川の上、中流域及びその支流域を中心とした渓谷を云う。青の洞門は、耶馬渓の山国川に面してそそり立つ競秀峰の裾にある洞門で、禅海和尚の托鉢勧進による資金で、石工たちを雇ってノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたといわれている。当日は、生憎立ち入り禁止で、洞門の中には入れなかった。
東光寺五百羅漢
二日目(13.1.27)
羅漢寺は、耶馬溪羅漢山の中腹の岩肌にしがみつくように立っている岩窟の古刹で、日本三大五百羅漢の一つ。約1300年前にインドから来た法道仙人が開いたとされている。無漏洞(むろどう)の五百羅漢や室町期に高僧が刻んだという千体地蔵があり、実に3770体の石仏が並んでいる。
羅漢寺へのケーブルから
二日目は晴れたので、昨日雪で霞んでいた田染荘に再度、行く事とした。田染荘は、平安時代から宇佐神宮の荘園として栄えてきた。田染荘の中央に間戸岩屋と呼ばれる標高二百メートルにも満たない岩山が連なっている。山頂近辺に岩屋があり、夕日観音、朝日観音、そして穴井戸観音堂がある。また山頂からは、平安時代の集落や水田の位置がほとんど変わらずに残されている田染の小崎地区の棚田を見渡す事ができる。昨日、榧の木の御主人に案内頂かない限り辿り着けなかったし、素晴らしい眺望も見る事ができなかった。国東半島は、六郷満山と呼ぶ、神仏習合の独特の寺院集団と信仰が形成され、独特な山岳仏教文化が根付き、800余りの大小の堂や石仏・石塔が点在し、お寺巡りだけでも一週間は掛かるとの事。
本耶馬溪から別府への山越え。深耶馬溪への山道は凍結し危険を感じ別府に直接帰った。
禅海和尚の像
双葉山像
羅漢寺
五百羅漢
十六羅漢の一羅漢
田染荘
宇佐神宮は、全国に4万社余りの八幡様の総本宮。725年に創建された。参拝は一般と異なり、二拝四拍手一拝が作法。
里の駅、双葉の里(双葉山生家)
日本の原風景、田染荘小崎地区
江戸時代始め火災によって焼失した、西の比叡山といわれた西叡山高山寺から火災の時、飛んできたと云い伝えられる朝日観音。確かに焦げ跡がある。朝日を拝むので朝日観音との事。
穴井戸観音堂
岩山の西側に鎮座し夕日を拝む夕日観音