国内旅行

雨に霞む球磨川

鹿児島(10.3.21−3.24)

床の上から伸びてゆく「石筍」と天井からの「鐘乳管」や「つらら石」と結合した物が石柱。左の石柱は直径12m、高さ3mで年齢は5万年と推定される。

第三日(10.3.23)(走行距離:210.3Km)

朝から激しい雨。今日は大隈半島予定であったが、雨で桜島のシャッターチャンスも無しとして昨日行けなかった北薩地域に変更。宮崎自動車道の高原インターから、九州自動車道の人吉インター経由、熊本県の「球泉洞」を目指す。美しい球磨川沿いを走る約2時間のドライブ。球泉洞は全長4800mの鍾乳洞で山口県の秋吉洞の次に長く、日本で2番目、九州では一番長い。球泉洞をつくった石灰岩層は、3億年もの昔、海中にあったが、隆起して地上に現れ徐々に侵食され今の形に変貌した。3億年の長い年月をかけて出来た天然の芸術。

続いて、東洋のナイアガラと云われている「曾木の滝」に向かう。思いに反し、滝幅と言い迫力ある滝であった。滝幅210m、落差12mありスケールの大きさには驚かされる。水量も多くトウトウと流れる滝は迫力満点。天気が良ければ素晴しい写真が撮れたのにと残念。

熊本県人吉市木地屋町、雉料理「きじや」。
偶然見つけた、球磨川支流の胸川の清流沿い雉料理「きじや」で、昼飯を食べる。雉刺し、砂ずりの柚味噌和え、雉鍋とたいへん美味かった。

球泉洞

次に、通称千本桜と呼ばれており「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の名所「忠元公園」に向かう。名所100選と書かれていたので期待したのだが単なる桜並木で期待を裏切られた。

天気次第で、初日行けなかった鹿児島市街観光も考えたが、今日も、昨日に続き雨。観光は諦め二時間半早い便で真っ直ぐ東京に帰る。これまで訪れていない県は鹿児島、高知、香川県の三県であったが、今回鹿児島をお邪魔し残すところ後二県となった。

盃を伏せたような形の石筍で頂上は小さなプールになっている。上から落ちてくる水が多い時に出来る。「ホマーテ型石筍」

大理石と同じように結晶質の炭酸カルシウムで出来ているが結晶が平行に並んでいる「オニックス」。

茶色に汚れている水酸燐灰石(ベルホール)は、蝙蝠の棲んでいた跡。「コウモリのアパート」

Home   Page へ

国内旅行 トップページヘ




第四日(10.3.24)