露天風呂から日の出を
花園神社から雪が凍りついた山道を更に奥山に、道幅が狭くバックする事も出来ないので覚悟を決めて恐るおそる七つ滝まで進んだ。
高さ60mを七段階に分かれて落ちる迫力ある筈の滝は全面氷結していた。雪景色の中、氷結した神々しい滝の感動も、帰りのスリップの心配で充分楽しむ事は出来なかった。帰りの下りではスリップして谷底に落ちる事まで覚悟したが、幸いスタッドレス車を借りていたので何とか無事に帰ることが出来た。
福島県いわき勿来インターから常磐道に乗り、北関東自動車道水戸大洗インター経由、銚子に向かう。二日目は犬吠崎灯台近くの太平洋に面した「グランドホテル磯屋」に泊まる。鮑を注文するも矢張り時期外れであった。矢張り旬な物を食べなくては。料理の質も悪く、大きな観光ホテルには泊まるものではない。作り置き食べされられた感じ。二日目走行距離:205Km。
その後、福島県県境の平潟漁港北側の鵜ノ子岬、断崖上の森の中に鎮座する八幡神社を訪れる。樹齢何百年かとも思われる鬱蒼と茂る古木が厳かな雰囲気を醸し出している。
雲遊 (雲のように自由に遊ぶ)
佚楽無老 (遊び楽しめば老いは無い)
野口雨情
岡倉天心邸
六角堂
五浦海岸
野口雨情生家
野口雨情の生家、及び雨情記念館を訪ねる。雨情の生家は、北茨城きっての名家で、その景観より「観海亭」と呼ばれ、徳川光圀もしばしば訪れたとの事。次に、岡倉天心がこよなく愛した五浦海岸の天心邸宅跡、及び天心が読書と思索に耽った海に突き出す様につくられた「六角堂」を訪れる。潮騒が集中力を高めてくれたと思う。
七つ滝入り口
氷結した「七つ滝」
右に見える小高い山は、朝日指す峰と呼ばれ磯原、大津の海の守護神の「天妃山」。
海辺からの「山海館」
絶品の「どぶ汁」
北茨城、房総(10.2.8−2.11)
「どぶ汁」は、地元大津平潟に昔から伝わる郷土料理。漁師達が冬の寒さをしのぐ為に、賄いとして食べられていた。だし汁を使わずに鮟鱇と野菜から出る水分だけで鮟肝と味噌を溶かし込んでいく。旨みが凝縮された鮟鱇本来の味が楽しめる。
第一日は、大津漁港そばの海に突出した地形に囲まれた「山海館」、海に浮かぶ潮騒の宿に泊まる。料理、部屋からの景色が抜群で潮騒が心を和ませてくれる。第一日走行距離:252Km。
本殿
拝殿
ブロンズの狛犬
(昭和2年建立)
第一日(10.2.8) 続き